墓地を選ぶ際に重要なポイントは、その立地や環境、さらには管理の状況、そして使用者の権利や義務、宗旨・宗派についてなどがあげられます。
- お墓にはお墓参りなどでたびたび通うことになります。お墓参り時の行動をシュミレーションしていただいて無理のない購入を心がけて欲しいとおもいます。まず、墓地には寺院墓地や民営霊園、公営墓地など、その形態によって違いがありますので、どのような墓地を選ぶのかを決める必要があります。墓地の使用に際しては、さまざまな条件が付けられている場合もあります。例えば公営墓地では、遺骨がすでになくてはならない、あるいは寺院墓地にあっては、その寺院の檀家になることを条件とする、などがよくあるケースです。これらの点を十分に調べておきましょう。また、弊社庵治石材センターへご相談いただいても結構です。
- お墓参りや法要など少なくとも念に数回は通うことになります。あまりに自宅からの距離が遠すぎるなど、不便な墓地は望ましいとは言えません。墓地までの所要時間や、車や公共交通の便を確認しておくことは重要なポイントです。また、墓地までの階段が非常に多い、非常に急な傾斜地に建てられている、墓地までの道が危険である、管理施設から墓地の距離が遠い、など墓地に適していない立地かどうかも確認する必要があります。
- お墓は先祖代々数百年以上に渡って守っていくものです。周囲の良い環境に注意を配ることもとても大切です。日当たりが悪くジメジメした場所でないか、騒音が激しくないか、周辺が整備されているか、などもしっかりチェックしておきましょう。
- まず管理全体がしっかりされているかが重要です。駐車場の広さや休憩所、水汲み場やトイレなどの施設は適切に確保、また、清掃されているか、芝や植栽、緑地や園内の道路などの整備がきっちりなされているかなどが重要でしょう。
- 墓地における権利義務は非常に大事なことです。宗旨・宗派の制限はどうなっているか、区画がきっちり明示されているか、管理費はどうなっているかなど確認しておきましょう。
- 宗旨や宗派についての対応はさまざまです。宗旨・宗派一切不問であれば、購入後もどんな宗教に属しても構わないということになります。いっぽう、宗派不問ということであれば、伝統的な仏教であればオーケーと解釈したほうが良いでしょう。これに対して、過去の宗派は不問ということであれば、購入後にはその墓地を経営する宗教法人(寺院)の檀家になることが条件だと解釈するべきでしょう。そのような場合は、檀家として寺院を支えていくことが必要になり、寺院の行事への参加や、お布施などのつきあいも必要になってきます。また、後々の法要などでもその寺院にお願いすることになるわけですから、住職の人柄もよく考えてお墓の購入を決める必要があります。